国内トップの総合電機メーカー! パナソニックを紹介します。
何をやっている企業?
個人向けの白物家電・住宅関連、産業向けの電子部品・車載機器などを展開します。
稼ぎ頭は?
営業規模の大きいくらし事業(白物家電、照明、冷蔵ショーケースなど)が主力です。
業績は?
ここ3年は事業再編や原材料高騰の影響で伸び悩みました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
パナソニックって何をやっている企業?
国内トップの総合電機機器メーカーです。個人向けの白物家電,電化製品,住宅関連や、産業向けの電子部品,車載機器・電池などを展開します。国内トップシェアの製品群には、ビデオカメラ,冷蔵庫,家庭用エアコン,照明,電池などがあります。世界トップシェアの製品群には、車載用リチウムイオン電池,航空機用電子機器,配線器具などがあります。2019年に半導体事業から、2021年に太陽電池生産から撤退しました。
事業(セグメント)は以下に分かれています。
パナソニックの稼ぎ頭は?
くらし事業が主力の収益源ですが、複数の事業をバランス良く展開しています。
2022年3月期の売上高で比較すると、くらしが全社の4割を占めています。
利益で比較すると、くらしが全社の3割を占めています。
一方、オートモーティブの利益率が低い(営業利益率 0.1%)ことに注意です。
海外売上高は全体の6割です。世界で活躍するグローバル企業です。
パナソニックの業績は?
売上高は3年平均で-2.6%となりました。
電気機器の業界平均は+1.8%※なので、売上高の成長率は業界平均を下回りました。
営業利益は3年平均で-4.6%となりました。
電気機器の業界平均は+4.2%※なので、利益の成長率は業界平均を大きく下回りました。
ここ数年は事業の再編に取り組んでいたこと、原材料のコストアップが大きく影響したことが挙げられます。
パナソニックの強みと弱みは?
・家電,住宅設備,自動車部品,産業機器など、幅広い事業分野で高い技術を持ちます。そのため業績の安定化やリスク分散が期待できます。
・信頼性や品質の評価が高いため、グローバルなブランド力を誇り、市場での競争力があります。
・電気自動車,AI/IoT関連製品,ヘルスケア製品,スマートホームなど、新しい市場の需要開拓に期待できます。
・主力の白物家電市場などで、競合他社との競争激化や利益率低下が懸念されます。
・過去、テレビ事業やスマートフォン事業の撤退などで、業績が低迷したことがあります。
・組織が大規模であるゆえに、意思決定の遅れや情報共有の難しさが起こる可能性があります。
こんな人がパナソニックに向いています
・創業者の松下幸之助氏が掲げた「人間愛」や「共存共栄」などの経営理念に賛同できる人。
・世界トップの電機メーカーで働く上で、最先端の科学技術に興味がある人。
・学習意欲が高く、自分自身や組織を成長させることができる人。
・社会課題の解決に取り組む企業として、社会貢献に興味がある人。
・グローバルな環境で働きたい人。
・チームワークや協調性を大切にし、多様な仲間とコミュニケーションができる人。
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
Google スプレッドシートの形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | パナソニック |
---|---|
企業理念 | 企業人として、社会の発展に貢献するという意識を持って、この使命をたゆみなく実践し続けていく |
業界 | 電気機器(総合家電) |
企業活動 | 個人向けの白物家電・住宅関連、産業向けの電子部品・車載機器など。 |
稼ぎ頭 | くらし事業(白物家電、照明、冷蔵ショーケースなど) |
海外比率 | 57% |
業績 | 3年平均で-2.6% 5年平均で+0.1% |
強み | 幅広い事業分野で高い技術を持つ |
弱み | 競争激化や利益率低下 |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
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