カプコンの企業研究 ポイントこれだけ!

企業研究

国内4位のビール飲料会社! カプコンを紹介します。

何をやっている企業?
日本を代表する家庭用ゲームソフト大手で、業界屈指の高い利益率を誇ります。

稼ぎ頭は?
ゲームおよびモバイルコンテンツのデジタルコンテンツ事業です。「ストリートファイター」「バイオハザード」「モンスターハンター」など、強力かつ長寿な独自IPを多数保有しています。

業績は?
コロナ禍の巣ごもり需要をチャンスに、大幅な利益成長を達成しました。

それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。

カプコンって何をやっている企業?

日本を代表する家庭用ゲームソフト大手であり、「ストリートファイター」「バイオハザード」「モンスターハンター」「戦国BASARA」「ロックマン」などの人気作品を世界中で開発・販売しています。また、SNS向けのコンテンツ拡大やアミューズメント施設の運営と機器販売も行っています。さらに、海外企業と提携して海外市場向けのゲームソフトを配信し、eスポーツビジネスにも取り組んでいます。様々なIPコンテンツを展開し、キャラクター商品・映画・アニメーション・モバイルコンテンツ・アーケード機器などで活用しています。主要取引先は任天堂、Valve Corporation、ソニー・インタラクティブエンタテインメントです。

事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。

デジタルコンテンツ

家庭用ゲームおよびモバイルコンテンツの開発・販売をしています。コンシューマ・PC向けゲームソフト、ダウンロードコンテンツ、モバイルコンテンツを展開しています。自社ミリオンタイトルを多彩に商品展開&全世界に配信することで、収益の最大化を図っています。

主な製品・サービス:「モンスターハンター」「バイオハザード」「ストリートファイター」「ロックマン」「戦国BASARA」「デッドライジング」「デビルメイクライ」「逆転裁判」「鬼武者」、スマホアプリ「スヌーピー」「クレーンゲームカプとれ」「囚われのパルマ」など

アミューズメント施設

国内のアミューズメント施設「プラサカプコン」を中心に、ゲームセンター(ゲーム機等を設置した店舗)の運営をしています。自社キャラクターを活用したレストラン「カプコンカフェ」で飲食展開を行ったり、グッズ販売を行っています。

主に大型複合商業施設に出店し、各種イベントを開催してファミリー層や若者を集客するとともに、スクラップ&ビルドの徹底による効率的な店舗運営を進めています。

アミューズメント機器

ゲームセンターの運営業者などに販売する、遊技機等の開発・製造・販売をしています。
自社の有力コンテンツを利用した自社筐体や、他社筐体の開発受託を請け負ったりしています。

主な製品・サービス:パチスロ機「モンスターハンター」「バイオハザード」「デビルメイクライ」「逆転裁判」「鬼武者」など

その他

自社コンテンツを多メディアに展開するカプコンの「ワンコンテンツ・マルチユース」戦略に基づき、版権ビジネス(キャラクター関連のライセンスビジネス)を推進しています。映画化やアニメ化、音楽CD・キャラクターグッズなどのライセンスビジネスに加えて、eスポーツビジネスにも注力しています。

カプコンの稼ぎ頭は?

売上・利益ともにデジタルコンテンツが主力です。「ストリートファイター」「バイオハザード」「モンスターハンター」など、強力かつ長寿な独自IPを多数保有しています。

2023年3月期の売上高で比較すると、デジタルコンテンツが全社の8割を占めています。

利益で比較すると、デジタルコンテンツが全社の9割を占めています。
利益率は50%を超えており、高い採算性を誇ります

海外売上高は全体の6割であり、グローバルで活躍する企業です。

カプコンの業績は?

売上高は3年平均で+15.6%、5年平均で+5.9%となりました。
グローバルに販売を広げた新作ソフト投入とアフターコロナのアミューズメント復調で、売上成長は堅調です。

営業利益は3年平均で+30.6%、5年平均で+25.9%となりました。
好採算の旧・新デジタルソフト販売が利益増加に寄与しました。

カプコンの強みと弱みは?

多数の人気コンテンツ(IP)を創出しており、ゲームだけでなく、映画やアニメ、舞台などに展開することで、グローバルで高い人気を獲得しています。
研究開発力に定評があります。世界トップレベルの面白さと品質の向上に取り組んでおり、2016年には最先端技術を取り揃えた、研究開発第2ビルが稼働を開始しました。
・「デジタルコンテンツ」「アミューズメント施設」「アミューズメント機器」は互いに相乗効果を生み出す源流となっています。

主要タイトルへ依存しており、新しいヒット作の創出に難航しています。
ゲームコンテンツ以外の事業展開に苦戦しています。
・ゲーム産業は競争が激しいため、他のゲームメーカーや独立系デベロッパーとの競合に直面しています。

こんな人がカプコンに向いています

ゲーム産業に情熱を持ち、ゲームが好きな人。ゲームに対する熱意は、会社の文化にフィットし、チームと協力する上で最重要となります。
クリエイティブな発想力とアイディアを持ち、独創的で斬新なゲームの制作に貢献できる人。
・スケジュールや環境が変動するゲーム開発の現場において、柔軟性を持ち、変化に対応できる人。
・プログラミング、デザイン、アニメーションなど様々な技術や知識を持ち、興味がある人。

カプコンの企業研究 エクセルまとめ

企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。

ポイントカプコン
企業理念ゲームというエンターテインメントを通じて「遊文化」をクリエイトし、人々に「感動」を与える「感性開発企業」
業界情報・通信(ゲームソフト開発)
企業活動日本を代表する家庭用ゲームソフト大手。デジタルコンテンツ、アミューズメント施設、アミューズメント機器など。
稼ぎ頭デジタルコンテンツ(ゲームおよびモバイルコンテンツ)
海外比率62.40%
業績3年平均で+15.6%
5年平均で+5.9%
強み多数の人気コンテンツ(IP)
弱み新作ヒットの創出に難航

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(銘柄コード:9697)

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