九州地方を支える鉄道会社! 九州旅客鉄道を紹介します。
何をやっている企業?
鉄道路線、不動産、ホテル、流通、外食など、九州地方で様々な事業を展開しています。
稼ぎ頭は?
他のJR会社と異なる特徴として、コロナ以前から不動産・ホテル事業が主力です。
業績は?
コロナ禍で鉄道利用が激減しましたが、西九州新幹線の開業の後押しもあって業績回復しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
九州全域に広がる鉄道会社で、九州新幹線や西九州新幹線を含む主要な鉄道路線を運営しています。他にも、不動産、ホテル、流通、外食など様々な事業を展開しており、その中でも駅ビルや不動産事業が収益の柱となっています。豪華寝台列車・バス・船舶などを運行し、観光列車が人気です。2022年には西九州新幹線が開業しました。九州の交通インフラを支えながら、多角的な事業展開を行っています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
運輸サービスと不動産ホテルの両翼が主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、運輸サービスが全社の3割、ほぼ同じ規模で、不動産・ホテルも全社の3割を占めています。
利益で比較すると、不動産・ホテルが全社の6割を占めています。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で-4%、5年平均で-1.5%となりました。
コロナ禍の外出自粛で鉄道利用が激減しましたが、ビル賃貸やマンション販売などが業績を底支えしました。
営業利益は3年平均で-11.4%、5年平均で-11.7%となりました。
2022年9月、西九州新幹線の開業で観光需要を加速させました。
強みと弱みは?
・鉄道とリンクした不動産ホテル事業が安定した高収益を上げています。
・多彩な観光列車で国内外の観光客を取り込んでいます。
・九州は歴史的な名所や美しい自然が豊富な地域であり、JR九州は九州新幹線などを通してその観光スポットへのアクセスをサポートしています。
・九州の鉄道として公共交通機関の役割を果たし、九州地域の発展に貢献しています。
・鉄道事業の収支が厳しく、赤字のローカル線を多く抱えています。
・九州の地理的な特性から、一部の地域には難易度の高い鉄道インフラ整備が求められるため、これに伴う運営コストが課題となることがあります。
・他のJRと比べて非鉄道事業の比率が高く、非鉄道事業に依存しています。
・新型コロナウイルスの影響で観光客や利用者が減少し、収益が大きく落ち込みました。
こんな人が九州旅客鉄道に向いています
・鉄道や観光に関心が高く、九州の魅力を発信したいという情熱を持っている人。
・鉄道運行は予測が難しい状況もあり、急なトラブルや調整に柔軟に対応することができる人。
・鉄道運行において安全性は最重要項目であり、安全意識をもって細部に気を配ることができる人。
・多様な事業を抱えるJR九州グループにおいて、チームワークやコミュニケーション能力が高い人。
九州旅客鉄道の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 九州旅客鉄道 |
---|---|
企業理念 | 安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる企業グループ |
業界 | 陸運(鉄道) |
企業活動 | ・運輸業(新幹線,在来線) ・流通業(百貨店等) ・不動産業 |
稼ぎ頭 | 不動産・ホテル |
海外比率 | – |
業績 | 3年平均で-4.0% 5年平均で-1.5% |
強み | 豊富な観光資源に特化 |
弱み | 一部のローカル線は赤字 |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:9142)
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