東海道新幹線でおなじみ! JR東海(東海旅客鉄道)を紹介します。
何をやっている企業?
交通の大動脈である東海道新幹線や東海・甲信地方などの在来線を運営する鉄道会社です。
稼ぎ頭は?
運輸業が全体の6割を占めています。
業績は?
コロナ禍の外出機会減少が大きく響きましたが、コロナ前の水準には未だ回復していません。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
JR東海って何をやっている企業?
東京・名古屋・大阪間を結ぶ日本の大動脈、東海道新幹線の運営を主力としています。また、名古屋・静岡の都市圏を中心に、東海・甲信地方の10県・12線区の在来線も運営しています。その他、JR東海バス/高速バスの運輸業、百貨店/キヨスクなどの流通業、駅商業施設/ホテル/マンションの不動産、海外の高速鉄道のコンサルティングを展開しています。
リニア中央新幹線の建設を進めており、品川~名古屋間を2027年、名古屋~大阪間を2037年に開業する予定です。しかし、工事の遅れや費用の増加、環境への影響などの問題で計画達成は難しいと言われています。特に静岡県では、トンネル工事に対する反対運動やルート変更の要求があり、JR東海と県との間で協議が難関しています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2022年3月時点のセグメント情報です。
JR東海の稼ぎ頭は?
コロナ以前は東海道新幹線をメインに運輸業を主力としていましたが、コロナ禍で利益構造に影響を及ぼしました。
2022年3月期の売上高で比較すると、運輸業が全社の6割を占めています。
利益で比較すると、不動産業が全社の6割を占めています。
コロナ禍の影響で、運輸業は赤字になってしまいました。
JR東海の業績は?
売上高は5年平均で-11.9%となりました。
陸運業の業界平均は-1.5%※なので、売上高の成長率は業界平均を大きく下回りました。
営業利益は5年平均で-69.2%となりました。
小売業の業界平均は-3.1%※なので、利益の成長率は業界平均を大幅に下回りました。
コロナ禍の人流減少の影響を大きく受けてしまいました。
JR東海の強みと弱みは?
・東海道新幹線という安定した収益源があります。
・新幹線という高速鉄道において、高い技術力・ノウハウがあります。
・日本の経済や文化の中心となるインフラを運営する使命があります。
・在来線運営と新幹線事業を一体的に行い、地域社会に根差した事業展開が可能です。
・事業売上は東海道新幹線に大きく依存しており、多角的なビジネス展開に課題があると言えます。
・コロナ禍で黒字が赤字に転落してしまいました。
・大規模の天災や地震などの自然災害に対するリスクが高いと言えます。
・鉄道業界が直面する人手不足や技術者不足に影響を受けることがあります。
こんな人がJR東海に向いています
・優秀な学問の成績や資格を持っている人
・鉄道業界に強い関心や知識を持っている人。
・日本の交通インフラの発展に貢献している企業であり、社会貢献意識が高く、課題解決に取り組むことができる人。
・鉄道事業以外にもホテルや不動産など多様な事業を展開しているため、幅広い視野や知見を持ち、挑戦する心を持ち続けられる人。
・お客様の声やニーズを理解し、サービス向上に寄与できる人。
JR東海の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 東海旅客鉄道 (JR東海) |
---|---|
企業理念 | 日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する |
業界 | 陸運(鉄道) |
企業活動 | 東海道新幹線、在来線、高速バス、百貨店/キヨスク、不動産、海外の高速鉄道コンサルなど |
稼ぎ頭 | 不動産業 |
海外比率 | – |
業績 | 3年平均で-20.7% 5年平均で-11.9% |
強み | 高速鉄道の高い技術力と独占力 |
弱み | 東海道新幹線への依存度の高さ |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:9022)
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