西日本最大の鉄道会社! 西日本旅客鉄道を紹介します。
何をやっている企業?
主力の山陽・北陸新幹線の他、在来線や不動産などを運営しています。
稼ぎ頭は?
売上面では、新幹線・在来線を運営する運輸業が主力です。
業績は?
コロナ長期化で鉄道は苦戦しましたが、不動産が業績を底支えしました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
西日本最大の鉄道会社で、近畿、北陸、中国、九州北部の2府16県に渡って広範囲の鉄道路線を運営しています。主要な路線には山陽新幹線、北陸新幹線、山陽・山陰・東海道本線が含まれます。主力は山陽新幹線と北陸新幹線です。鉄道以外にも流通、不動産、建設、ホテル、旅行など多岐にわたる事業を展開しており、関連会社としてアジア航測や関西高速鉄道を傘下に持ちます。また、駅店舗ではセブン-イレブン・ジャパンと提携をしています。高度なサービスと多角的な事業展開により、西日本地域のインフラにおいて重要なポジションを確立しています。また、新幹線のネット予約サービス「スマートEX」の導入や、広島駅ビルの竣工計画など、積極的に開発を進めています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
新幹線や在来線を運営する運輸業が主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、運輸業が全社の5割を占めています。
利益で比較すると、不動産業が全社の4割を占めています。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で-2.6%、5年平均で-1.4%となりました。
長期化したコロナによる影響で運輸業はダメージを受けましたが、不動産販売・賃貸が業績を底支えしました。
営業利益は3年平均で-19.4%、5年平均で-15.2%となりました。
直近では、近畿圏の在来線がコロナ禍前の9割にまで回復しました。今後は主力の新幹線の観光ニーズをいかに取り込めるかが重要です。
強みと弱みは?
・福知山脱線事故を教訓に、安全管理体制や人材育成など、安全性向上に力を入れています。
・鉄道事業・不動産・ホテルなどの多様な事業を通じ、1日数百万人という膨大な顧客と接点を持ち、長年の信頼を培ってきました。
・地域社会との連携を重視し、地域イベントへの協力や観光資源の活用など、地域社会の創生に貢献しています。
・安全性向上に努めているものの、事故が起きれば大きな損害や信頼失墜につながるリスクがあります。
・高速バスなど、主力の新幹線事業と競合する他社の交通手段が複数あります。
・コロナによる社会行動変容の加速や経済活動の低迷により、鉄道利用者数が減少しています。
こんな人が西日本旅客鉄道に向いています
・鉄道に関する知識や歴史に興味と情熱を持ち、その魅力を理解している人。
・多くの人々の命や財産に関わる重要な社会インフラを運営しており、高い安全意識と責任感を持つ人。
・不動産やホテルなど多様な事業を展開しており、西日本地域に根ざしたサービスによって地域社会に貢献する意欲がある人。
西日本旅客鉄道の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 西日本旅客鉄道 |
---|---|
企業理念 | 人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす。 |
業界 | 陸運(鉄道) |
企業活動 | ・運輸業(新幹線,在来線) ・流通業(百貨店等) ・不動産業 |
稼ぎ頭 | 運輸業 |
海外比率 | – |
業績 | 3年平均で-2.6% 5年平均で-1.4% |
強み | 西日本地域社会の基盤 |
弱み | 他社と競合する交通手段 |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:9021)
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