陸・海・空の大手重工業メーカー! 川崎重工業を紹介します。
何をやっている企業?
オートバイ・マリン・航空宇宙など、陸・海・空の輸送機器・システムを提供しています。
稼ぎ頭は?
二輪・オフロード四輪・ジェットスキーやガソリンエンジンなどを手掛けるパワースポーツ&エンジンが主力です。
業績は?
コロナで鉄道車両・航空需要が低減しましたが、2輪や4輪が想定以上に好調でした。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
陸・海・空の輸送機器・システムを専門とする大手重工業メーカーです。事業領域としては、航空宇宙システム、エネルギーソリューション&マリン、車両、精密機械・ロボット、モーターサイクル&エンジンを展開しています。陸・海・空のシステムにおいて幅広い実績を持ち、特に高速鉄道車両、航空機用エンジン・車体、オートバイ(大型二輪車)などが主力製品です。また、水素関連技術の研究開発にも力を入れており、液化水素の大量輸送船の世界初の製造などの先進的な取り組みも行っています。さらに、自衛隊向けの航空機も製造しており、主要取引先のひとつに防衛省が挙げられます。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
二輪・オフロード四輪・ジェットスキーやガソリンエンジンなどを手掛けるパワースポーツ&エンジンが主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、パワースポーツ&エンジンが全社の3割を占めています。
利益で比較すると、パワースポーツ&エンジンが全社の7割を占めています。
海外売上高は全体の6割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で1.7%、5年平均で1.9%となりました。
2021年頃は、コロナ禍によって世界的に鉄道車両の操業が減ったことに加え、航空エンジンメンテナンス需要が低減しました。
経常利益の成長率は、3年平均で41.6%、5年平均で12.9%となりました。
足元では2輪やオフロード4輪が想定以上に好調だったことに加え、防衛・民間向けに航空需要が回復しました。
強みと弱みは?
・航空機、ロケット、船舶、重電など、陸・海・空の多岐にわたる分野で高度な技術力を有しており、幅広い事業分野において安定した収益を確保しています。
・プラントや船舶、ダムなどの大規模プロジェクトのエンジニアリング力を持っています。
・産業用・一般消費者用ともに国内外で高い評価を得ており、多くの国内外の取引実績と知名度を誇ります。
・巨額な研究開発費を必要とする事業に従事しているため、財務面でのリスクが懸念されます。
・主力の二輪・四輪事業と比較すると、建設機械や航空機などの市場規模が限られるため、市場シェアの獲得が難しいと言われます。
・新型コロナウイルス感染拡大の影響で、民間航空機や造船などの主力事業が低迷しました。
こんな人が川崎重工業に向いています
・自社が製造したものを世の中に提供できる会社で働きたいという強い思いがある人。
・陸・海・空でモノづくりをおこなう川崎重工業の事業に興味や関心がある人。
・様々な事業を手掛けるエンジニアリングプロジェクトにおいて、チームワークやコミュニケーション能力を発揮できる人。
・責任を伴う事業を実行する一端として、適切な安全管理や品質管理を実行できる人。
川崎重工業の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 川崎重工業 |
---|---|
企業理念 | 世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する”Global Kawasaki” |
業界 | 総合重機,産業機械 |
企業活動 | ・パワースポーツ&エンジン ・航空宇宙システム ・エネルギーソリューション&マリン ・精密機械・ロボット ・車両 |
稼ぎ頭 | パワースポーツ&エンジン(二輪・四輪・ジェットスキーなど) |
海外比率 | 60.4% |
業績 | 3年平均で+1.7% 5年平均で+1.9% |
強み | 陸・海・空の高度な技術力 |
弱み | 巨額な研究開発費が必要 |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:7012)
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