日本を代表する大手重工企業! 三菱重工業を紹介します。
何をやっている企業?
火力・原子力、ガスタービン、エンジン、防衛製品など、様々な産業機械・重機を手掛けています。
稼ぎ頭は?
発電やエンジン・コンプレッサなどを手掛けるエナジー事業が主力です。
業績は?
コロナで工事遅延や需要低減がありましたが、現在は復調に向かっています。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
多岐にわたる分野で活躍する日本の大手重工業企業です。エネルギー、交通、プラント、産業機械、船舶海洋、航空機器、防衛、宇宙開発など広範で高品質な技術力で日本の産業を支えています。主力製品には火力・原子力発電プラント、ガスタービン、航空機、エンジン、船舶、交通システム、防衛製品などがあり、子会社を通じて多様な事業を展開しています。最近では、小型旅客機事業の凍結や三菱スペースジェットの中止の一方で、三菱電機との発電機分野での事業統合に焦点を当てています。日本の主要な企業の1社であり、国内外で高い評価を受けています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
火力・風力・原子力発電やエンジン・コンプレッサなどを手掛けるエナジー事業が主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、エナジーが全社の4割を占めています。
利益で比較すると、エナジー事業が全社の4割を占めています。
海外売上高は全体の6割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で+1.3%、5年平均で+0.6%となりました。
近年では防衛の予算増で受注が拡大したことに加え、鉄鋼機械や航空機などが復調しました。
経常利益の成長率は5年平均で+37.3%となりました。
2021年ごろは、コロナ禍によるインフラ工事遅延と民間航空機需要の停滞が大打撃となりました。
強みと弱みは?
・航空機、エネルギー、重電など多角的に事業を展開しています。
・重要なインフラ整備に関する事業に携わっており、国や自治体などからの需要が安定しています。
・国内外の大手企業との継続的な取引があり、幅広いビジネスネットワークを獲得しています。
・独自開発した高度な技術力が多く、競合との差別化が図れています。
・大型プロジェクトを多数手掛けることから、遅延やコストオーバーなどの問題が発生するリスクがあります。
・全社利益率が5%を下回るなど、利益率が低く、儲けやすい事業がないとの指摘があります。
・航空機・造船・エネルギーなどの主要事業は、需要が変動しやすい業界にあります。
・エアコンなどの一般消費者向けの製品にも注力を始めていますが、一般消費者向けの知名度・ブランド力に欠けている一面もあります。
こんな人が三菱重工業に向いています
・三菱重工業の高度な技術に興味や熱意を持ち、学習意欲が高く、常に新しい知識や技術を吸収しようとする人。
・大規模なプロジェクトに取り組むことが多いため、社内外の関係者と協調して業務を進めることができる人。
・品質改善、コスト削減、生産性向上など、多様な課題を解決する力があり、主体的に改善策を提案したり、トラブルを的確かつ迅速に解決することができる人。
三菱重工業の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 三菱重工業 |
---|---|
企業理念 | 時代に先駆けた「ものづくり」を通じて社会の発展に貢献する |
業界 | 総合重機,産業機械 |
企業活動 | ・エナジー ・プラント・インフラ ・物流・冷熱・ドライブシステム ・航空・防衛・宇宙 |
稼ぎ頭 | エナジー(発電,エンジン) |
海外比率 | 57.0% |
業績 | 3年平均で+1.3% 5年平均で+0.6% |
強み | 大手民間・国営公共との取引 |
弱み | 利益変動と低い利益率 |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:7011)
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