ロボットのムラタセイサク君でおなじみ! 村田製作所を紹介します。
何をやっている企業?
世界トップのセラミックコンデンサメーカーで、電子部品の製造販売をしています。
稼ぎ頭は?
コンデンサやインダクタ・EMIフィルタを展開するコンポーネントが主力です。
業績は?
2022年は中国のスマホ向け市場が低調に推移しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
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何をやっている企業?
世界首位のセラミックコンデンサメーカーで、電子部品の製造販売を主力としています。特にチップ積層セラミックコンデンサや表面波フィルタ分野でトップクラスの地位を持ち、スマートフォンやタブレット、5G基地局、カーエレクトロニクスなどに使用されます。材料から製造・販売まで一貫生産を行うなど高度な技術を持ち、セラミックコンデンサ分野でリーダーとしての地位を確立しています。過去数年にわたり、多くの企業と提携や買収を行い、成長を続けており、電池事業や新製品分野でも展開を広げています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
コンデンサやインダクタ・EMIフィルタを展開するコンポーネントが主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、コンポーネントが全社の5割を占めています。
利益で比較すると、コンポーネントが全社の9割を占めています。
海外売上高は全体の9割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で3.2%、5年平均で4.2%となりました。
2020年に入ってからは、巣ごもり需要の増加で家電やPC向けコンデンサーが堅調だったほか、アフターコロナで車載向けが急回復しました。
営業利益は3年平均で5.6%、5年平均で12.9%となりました。
2022年はコロナ禍の都市閉鎖政策で中国市場が低迷し、スマホ向けが低調に推移しました。
強みと弱みは?
・長年にわたって培った電子部品の設計・製造技術を持ち、特にセラミックコンデンサの分野で世界トップクラスの技術力を有しています。そのような世界トップの製品群によって、高い収益力を維持しています。
・製品の品質に非常に厳しい基準を設けており、品質管理に力を入れています。そのため、世界中の大手電子機器メーカーからの信頼も厚く、多くの製品が採用されています。
・世界各地に製造拠点や研究開発拠点を持ち、電子機器製造メーカーの中でも高い海外売上比率を誇り、グローバル展開に強みを持ちます。
・セラミックコンデンサで高いシェアを持つ一方で、コンデンサに強く依存しており、それ以外の製品群は競争力に欠けるところがあります。
・新しい技術や製品に関する知識・経験を持つ人材の確保に苦戦しており、今後の人材育成が重要となります。
・高品質で高付加価値な製品を大量生産する難しさに直面しており、今後の売上成長を続けるために乗り越えなければならない壁となっています。
こんな人が村田製作所に向いています
・高度な技術が求められる分野であり、電子工学や物理学、材料科学、計測制御技術などの分野に精通している人。
・グローバルな市場で事業を展開しており、特に英語力を中心としたコミュニケーション能力に長けている人。
・継続的な成長意欲や自己啓発に努め、自己研鑽や自己成長に積極的に取り組める人。
村田製作所の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 村田製作所 |
---|---|
企業理念 | エレクトロニクスの改革者 |
業界 | 電気機器(コンデンサー) |
企業活動 | コンデンサ、インダクタ、EMIフィルタ、高周波・通信、エナジー・パワー、機能デバイス |
稼ぎ頭 | コンポーネント(コンデンサ・インダクタ・EMIフィルタ) |
海外比率 | 90.8% |
業績 | 3年平均で+3.2% 5年平均で+4.2% |
強み | コンデンサ分野で世界トップの技術力 |
弱み | コンデンサに強く依存 |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6981)
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