制御・ロボットの日本最大手! ファナックを紹介します。
何をやっている企業?
世界最大手のFA(工場自動化)総合メーカーです。
稼ぎ頭は?
CNCとサーボの基本技術を応用したロボット部門が主力です。
業績は?
EV需要をはじめとする設備投資意欲が世界的に旺盛で、ここ数年の業績は好調です。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
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何をやっている企業?
世界最大手のFA(=ファクトリー・オートメーション,生産工程の自動化)の総合メーカーです。工作機械用CNC(コンピュータ数値)制御装置,サーボモータ,ロボマシン,産業用ロボットまで幅広く展開し、世界中の工場の自動化に貢献しています。特にNC(数値制御)装置や多関節ロボットでは世界トップのシェアと性能を誇ります。革新的技術と連携戦略に注力し、AIやIoTを活用した自動化ソリューションを提供しています。また、グローバルにも活躍しており、世界260以上のサービス拠点を持ち、100ヶ国以上で商品を提供しており、常に最新テクノロジーを追求しています。
単一セグメントではありますが、商品部門は以下に分かれています。※2023年3月時点の情報です。
稼ぎ頭は?
CNCとサーボの基本技術を応用したロボット部門が主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、ロボットが全社の4割を占めています。
(参照:2023年3月期 本決算説明会資料)
単一セグメントで運営されているため、各分野の利益に関する情報はオープンにされていません。
海外売上高は全体の8割であり、グローバルで活躍する企業です。
(参照:2023年3月期 本決算説明会資料)
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で18.8%、5年平均で3.2%となりました。
2022年頃は、世界中のEV需要、および省人化に貢献する自動化への投資意欲が旺盛で、売上を一段と押し上げる要因になりました。
営業利益は3年平均で29.4%、5年平均で-3.6%となりました。
2020年はコロナと米中貿易摩擦の影響でFA・ロボットが急減速しましたが、翌年からは中国中心に需要がV字回復しました。
強みと弱みは?
・世界中に無くてはならない工場自動化分野の製品の技術力と人材育成力があります。
・工作機械用CNC装置で世界50%,国内70%を占める高いシェアを持っています。
・社員の上昇志向が強く、合理性を重視した経営方針が特徴です。
・国内集中生産によるメイドインジャパンにこだわっており、為替影響や地政学リスクを受けやすい面があります。
・ロボット・工作機械市場が景気に左右されやすく、収益の安定性が低いと指摘されています。
・業界内での人材争奪戦と競合が激化しており、トップシェアを守り続けられるかどうかが重要です。
こんな人がファナックに向いています
・グローバルに展開している企業であり、海外に居た経験や英語力がある人。
・理系の知識に精通しており、特に工作機械や産業用ロボットに関する幅広い知識を持っている人。
・合理性や効率性を重視し、自ら考えてアイデアを提案し行動できる人。
・自動化や省人化などの社会的ニーズに応える価値観に共感し、やりがいを感じる人。
ファナックの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | ファナック |
---|---|
企業理念 | 「厳密」と「透明」 |
業界 | 電気機器(工作機械,産業用ロボット) |
企業活動 | FA,ロボット,ロボマシン |
稼ぎ頭 | ロボット |
海外比率 | 84.8% |
業績 | 3年平均で+18.8% 5年平均で+3.2% |
強み | 国内外の高いシェア |
弱み | 国内生産の反面で地政学リスク |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6954)
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