ファクトリー・オートメーションの総合メーカー! キーエンスを紹介します。
何をやっている企業?
世界的なFAセンサ・制御機器メーカーで、業績・財務ともに優良企業です。
稼ぎ頭は?
産業用センサと画像処理システム分野が主力です。新商品をヒットに結び付ける能力にも定評があります。
業績は?
EV増産や人件費高騰に伴う世界的な自動化需要が好調で、最高益を更新しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
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何をやっている企業?
世界的なFAセンサ・制御機器メーカーで、生産性向上、品質向上、工程改善、自動化に必要な各種機器を提供しています。特に産業用センサと画像処理システム分野では世界をリードしています。新製品の売上高が30%、そのうち70%は業界初であり、研究開発型企業のリーダー的存在です。成長率10%超、営業利益率50%、自己資本比率90%超という超優良企業であることでも有名です。生産の大半は外注しており、ファブレス経営を徹底しています。グローバルにも積極展開し、直販体制に強みを持ちます。
事業(セグメント)は単一セグメントで運営しています。事業内容は以下の通りです。※2023年3月時点の情報です。
直近では、元素分析が可能なマイクロスコープ(新商品)が大ヒットしています。
海外売上高は全体の6割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で18.7%、5年平均で11.9%となりました。
2023年に入ってからは、EV増産や人件費高騰に伴う世界的な自動化需要が好調で、最高益を更新しました。
営業利益は3年平均で21.6%、5年平均で11.2%となりました。
2019年ごろにかけて、産業向けや半導体向けの設備投資需要が急減速し、一時的な減益要因となりました。
強みと弱みは?
・自社で工場を持たず外部に生産を委託することで、コストやリスクを低減し、高い収益性を実現しています。
・世界初や業界初の商品を数多く生み出し、ニーズに応える革新的な技術力を持っています。新製品の約7割が世界・業界初であり、業界中でも企画開発力が突出しています。
・顧客からの問い合わせやトラブル対応に迅速かつ丁寧に対応し、信頼関係を築いています。アフターサービスの充実は他社に引けを取りません。
・自社で営業拠点を展開し、顧客と直接コミュニケーションを取ることで、グローバルな直販営業体制を築いています。
・BtoBを生業としているため、世界的な景気の落ち込みに影響を受けやすく、顧客工場が設備投資を減らすと業績が低減する可能性があります。
・同じ顧客を担当し続けることが多く、安価競争に陥りやすい業界の中、トップリーダーとして新しい環境や技術に挑み続ける高いプレッシャーを受けています。
・高収入や好評価の反面、激務や厳しい目標達成が強いられるため、従業員は働き方に不満を持つ可能性があります。
こんな人がキーエンスに向いています
・高い目標達成が求められるため、スケジューリングを徹底し、自己管理能力や向上心を維持できる人。
・業界や他社のニーズを素早くキャッチし、果敢に営業活動ができるバイタリティを持つ人。
・常に効率を追い求め、最小の資源で最大の付加価値をあげることができる人。
キーエンスの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | キーエンス |
---|---|
企業理念 | 付加価値の創造 |
業界 | 電気機器(電子機器・部品,センサー) |
企業活動 | 電子応用機器の製造・販売・アフターサービス |
稼ぎ頭 | 産業用センサと画像処理システム |
海外比率 | 62.3% |
業績 | 3年平均で+18.7% 5年平均で+11.9% |
強み | 徹底した合理性に基づく高い収益性 |
弱み | 不景気に影響を受けやすい |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6861)
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