世界的なエレクトロニクス企業! ソニーグループを紹介します。
何をやっている企業?
電子機器・部品、映画、ゲーム、音楽、金融など、幅広い事業を展開しています。
稼ぎ頭は?
ゲーム&ネットワークサービスが主力です。特にソフトの販売額が大きいです。
業績は?
ここ3年はエンタメ事業や電化製品事業が伸長し、利益率が増加しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
ソニーって何をやっている企業?
世界的なコングロマリット(複合事業)企業です。得意とする電子機器・部品を中心に、映画、音楽、ゲーム、金融などの多様な事業を展開しています。世界首位のCMOS(半導体)イメージセンサや家庭用ゲーム機など、ハードウェア分野に強みを持ちます。2021年に持株会社に移行しました。傘下にはソニー銀行、ソニー生命保険、ソニー損害保険、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントなど多様な企業があります。2014年にパソコン事業から撤退、2017年に電池事業を譲渡、2022年に米ゲーム会社を買収するなど、事業の選択と集中に積極的な姿勢を見せています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
ソニーの稼ぎ頭は?
直近では音楽事業が主力の収益源ですが、複数の事業をバランス良く展開しています。
2023年3月期の売上高で比較すると、ゲーム&ネットワークサービス事業が全社の3割を占めています。
利益で比較すると、音楽事業が全社の3割を占めています。
映画・音楽の利益率が高いことにも注目です。
海外売上高は全体の8割であり、世界で活躍するグローバル企業です。
ソニーの業績は?
売上高の成長率は、3年平均で11.8%、5年平均で6.2%となりました。
2022年から2023年にかけて、音楽の配信売上が高成長だったことに加え、スマホ向け高画質化カメラで半導体需要が好調でした。
営業利益は3年平均で12.6%、5年平均で10.5%となりました。
コロナ禍でゲームソフト需要が伸長したことに加え、PS5の発売が売上を加速させました。
強みと弱みは?
・常に革新的な製品やサービスを開発しようとするチャレンジ精神があります。
・高い技術力とブランディングに強みがあります。特に映像・音響技術には定評があります。
・ゲーム・音楽・映画配信サービスなどのサブクスサービス(リカーリングビジネス)によって、安定的な収益を確保できる体制を構築してきました。
・5GやAIへの新技術の投資など、今後も技術力に優位性を持つパイオニア企業として期待できます。
・多様な事業・人材とソニー独自の技術を組み合わせた、新たな価値を創造することができます。
・事業の多角化が進む一方で、ソニーのアイデンティティ分野が何なのか分かりづらくなってきています。
・映画や音楽などのエンタメ事業は、コロナ禍による収益減少やリリース延期のリスクがあります。
・スマホやテレビなどの家電製品をはじめとする製品は、中国・韓国などの競合他社にシェアを奪われたり、価格競争によって利益率が低下する可能性があります。
・高い技術力や品質の維持のためには多大な研究開発費用が必要です。
こんな人がソニーに向いています
・ソニーグループで実現したいことのビジョンが明確で、その実現に向けて行動ができる人。
・常に急速に変化する市場を生業としている企業であり、新しいアイデアやアプローチを受け入れ変化に対応できる人。
・革新的な製品を開発するための技術力に関心がある人。
・創造的なアイデアや発想を大切にし、新しい製品やサービスの開発において創造性を発揮できる人。
・異文化環境で働くことに興味や適応能力があり、国際的な視野を持った人。
ソニーの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | ソニーグループ |
---|---|
企業理念 | 「場」を使った新しいブランドコミュニケーションによりお客様に感動をお届けすること |
業界 | 電気機器(家電) |
企業活動 | ゲーム、電化製品・スマホ、センサー、音楽、映画、金融 |
稼ぎ頭 | 音楽 |
海外比率 | 76.7% |
業績 | 3年平均で+11.8% 5年平均で+6.2% |
強み | 高い技術力に定評 |
弱み | プラットフォームビジネスが無い |
→ → 今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら! ← ←
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6758)
コメント