半導体の日系大手! ルネサスエレクトロニクスを紹介します。
何をやっている企業?
国内最大手の半導体メーカーです。自動車用マイコンでは世界シェア40%を獲得しています。
稼ぎ頭は?
自動車向け・産業向けの両翼で、バランスよく稼いでいます。
業績は?
ここ数年は半導体不足による需要upの影響で大きく伸長しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
自動車&IoTインフラ分野に半導体を供給する国内最大の半導体メーカーです。信頼性が高く、高品質な半導体ソリューションを提供しています。自動車用マイコン(マイクロコントローラー=小型電子制御部品)では世界シェア約40%を獲得しています。なお、2010年にNEC・日立製作所・三菱電機の3社の半導体事業が統合設立したことをルーツに持ちます。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2022年12月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
収益面では、産業・インフラ・IoTが主力です。
2022年12月期の売上高で比較すると、産業・インフラ・IoTが全社の6割を占めています。
利益で比較すると、産業・インフラ・IoTが全社の6割を占めています。
海外売上高は全体の7割であり、世界で活躍するグローバル企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で27.8%、5年平均で14.0%となりました。
原材料や電力代が高騰したものの、価格転嫁がスムーズに進み、売上増加の一因となりました。
営業利益は3年平均で295.7%、5年平均で33%となりました。
2021年に発生した工場火災で得られた火災保険金が利益を一時的に押し上げたほか、車載用半導体が想定以上に好調に推移しました。
強みと弱みは?
・積極的なM&Aを繰り返し、安定的な財務体質を確立しました。
・車載用・産業用の2軸でバランスが取れています。
・自社工場を持つ日系半導体メーカーとして貴重な存在です。
・高い専門性を持つ技術部門を日本に有するため、日系企業の販売先からの信頼が厚いです。
・自社工場だけでなく、台湾メーカー工場との連携も取れています。
・昔から取引関係の厚い車両メーカーに加え、近年では産業用にも顧客基盤が広がっています。
・半導体市場は景気の影響を受けやすい傾向にあります。
・半導体分野は海外他社との価格競争が激しいです。
・製品群が多様に広がり、製品フォローやM&Aによるシナジー発揮が難しくなってきています。
・幾度とリストラを経験しているため、優秀な人材の定着率が弱い印象です。
こんな人がルネサスエレクトロニクスに向いています
・国内の半導体製品・ソリューションで存在感を放つ企業の一員として、半導体業界に対する興味や関心を持つ人。
・電子回路設計やプログラミングなどの半導体に関する技術的な知識やスキルを持つ人。
・自動車産業に関する知識や理解を持ち、自動車業界の動向や課題に対して関心を持つ人。
・多岐にわたる取引先との連携やプロジェクトチームでの作業の中で、協調性やコミュニケーション能力を発揮できる人。
ルネサスエレクトロニクスの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | ルネサスエレクトロニクス |
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企業理念 | 夢のある未来をつくる企業を目指し、叡智を結集した新技術により、地球と共生して人々が豊かに暮らせる社会の実現に貢献する |
業界 | 電気機器(半導体) |
企業活動 | 自動車向け、産業・インフラ・IoT向け半導体 |
稼ぎ頭 | 産業・インフラ・IoT |
海外比率 | 74.9% |
業績 | 3年平均で+27.8% 5年平均で+14.0% |
強み | 高い専門性を持つ日系半導体メーカー |
弱み | 競争が激しく、景気の影響を受けやすい |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6723)
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