世界最大級の工作機械メーカー! DMG森精機を紹介します。
何をやっている企業?
世界最大級の工作機械メーカーで、複合加工機技術に強みを持ちます。
稼ぎ頭は?
工作機械に関連するサービスなどを提供するインダストリアル・サービスが主力です。
業績は?
2023年は、EV関連・航空宇宙・医療などの産業向けが好調に推移しました。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
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何をやっている企業?
世界最大級の工作機械メーカーグループです。日本とドイツの技術を組み合わせ、マシニングセンタ、ターニングセンタ、5軸加工機、複合加工機、超音波/レーザ加工機、自動化システム、計測装置などの製品を提供しています。NC旋盤とマシニングセンタを中心に事業を展開しており、5軸・複合の機械技術に強みを持ちます。2009年に欧州最大手のギルデマイスター社と経営統合し、「DMG MORI SEIKI」のブランドで広く知名度を集めています。また、ソフトウェア、サービスサポート、エンジニアリング・トータルソリューションも提供し、IoT・インダストリー4.0に焦点を当て、デジタルイノベーションに注力しています。2023年には倉敷機械を譲受する計画を発表しました。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2022年12月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
工作機械に関連するサービスなどを提供するインダストリアル・サービスが主力です。
近年では、技術サービスの利益率が上がっています。
2022年12月期の売上高で比較すると、マシンツールが全社の7割を占めています。
利益で比較すると、インダストリアル・サービスが全社の6割を占めています。
海外売上高は全体の8割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で-0.8%、5年平均で2.0%となりました。
2020年ごろは、自動車・建機・欧州航空機向けの受注が急失速したほか、コロナ禍で営業・サービス活動の機会が制限されました。
営業利益は3年平均で3.3%、5年平均で7%となりました。
2023年に入ってからは、EV関連の設備投資需要が急増したほか、航空宇宙・医療などの産業向けが好調に推移しました。
強みと弱みは?
・世界No.1の5軸加工機・複合加工機の技術によって、搬送や計測の自動化という社会的ニーズにこたえることができます。
・デジタル技術を活用したセンシング技術を活用することで、加工データの収集と学習が可能となり、IT技術を使った機械加工市場での更なる成長が期待できます。
・幅広い機械タイプやモデルを提供しており、カスタマイズオプションを通じて、多様性とカスタマイズに対応しています。
・有給取得や労働時間管理を推し進めており、社員へのケアに気を配っています。
・競合他社よりも高価であり、価格競争で負けてしまうと指摘されることがあります。
・国際比率が高く、地域的な経済の不安定さや貿易政策の変更がビジネスに影響を与える可能性があります。
・産業機械市場は景気循環に影響を受けるため、世界的な投資需要の低減の波を受ける可能性があります。
こんな人がDMG森精機に向いています
・顧客の悩みや課題を的確に抽出することで、顧客満足度を高めるためのカスタマーサービスに取る組める人。
・顧客の複雑な製造プロセスの問題を迅速に特定し、自社の技術力を使って解決策を提案できる人。
・機械工学、電子工学、コンピュータサイエンスなどの技術的なバックグラウンドを持つ人。
DMG森精機の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | DMG森精機 |
---|---|
企業理念 | グローバルワンを目指す |
業界 | 機械(工作機械) |
企業活動 | マシンツール,インダストリアル・サービス |
稼ぎ頭 | インダストリアル・サービス(工作機械のサービス・ソリューション) |
海外比率 | 84.3% |
業績 | 3年平均で-0.8% 5年平均で+2.0% |
強み | 世界No.1の5軸加工・複合加工技術 |
弱み | 価格競争で不利 |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:6141)
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