写真フィルムからヘルスケアまで! 富士フイルムホールディングスを紹介します。
何をやっている企業?
写真フィルムから医療機器や医薬、液晶材料、オフィス機器へと多角的に展開しています。
稼ぎ頭は?
医薬製品や化粧品などを展開するヘルスケアが主力です。
業績は?
直近では、AI診断機能を搭載した医療機器が好調で大幅に伸びています。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
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何をやっている企業?
大手精密化学メーカーで、デジタルカメラ、カラーフィルム、医療用診断機器、ヘルスケア製品、半導体材料、電子材料、記録メディア、オフィス用複写機・複合機などを開発・製造・販売しており、特にヘルスケア事業に注力しています。内視鏡、医薬品の受託製造、医用画像情報システム、医療ITなどの分野で成長を遂げ、医薬品開発、メディカルシステム、AI・ITソリューションビジネス、培地(微生物の生育)、デジタル病理事業にも力を入れています。さらに、複数の子会社を所有し、セルラー社やテラメディカ社、和光純薬工業を買収し、提携や事業拡大を行っています。祖業の写真フィルムから医療機器や医薬、液晶材料、オフィス機器へと多角的に展開しています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
医薬製品や化粧品などを展開するヘルスケアが主力です。
2023年3月期の売上高で比較すると、ヘルスケアが全社の3割を占めています。
利益で比較すると、ヘルスケアが全社の3割を占めています。
海外売上高は全体の6割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で7.3%、5年平均で3.3%となりました。
2023年に入ってからは、AI診断機能を搭載した医療機器が好調で大幅に伸びています。
営業利益は3年平均で13.5%、5年平均で15.9%となりました。
2018年3月期、2021年3月期は複合機の不調で大幅減益となりました。
強みと弱みは?
・写真フィルムの基礎技術を応用して、ヘルスケアや高機能材料などの事業展開に成功しています。
・「第二の創業」を掲げて事業変革に成功し、新事業創出マインドを持っています。
・カメラ事業を継続しながら、写真分野の技術を応用した高品質な製品やサービスを提供しています。
・ドキュメント事業や写真フィルム事業など、縮小傾向にある事業領域の再生が課題です。
・新規事業への投資や事業買収に傾倒することで、収益性が低下する可能性があります。
・製品価格が高く、コスト競争力が低いと批判されることがあります。
こんな人が富士フイルムホールディングスに向いています
・カメラだけでなく化粧品や医療機器などのヘルスケア事業も手掛けており、幅広い分野に興味を持ち、柔軟に対応できる人。
・オープンな企業風土を目指しており、社内外の様々な人と協力することができ、自ら積極的に行動できる人。
・勇気ある挑戦をスローガンに掲げており、常に挑戦し続けられる人。
富士フイルムホールディングスの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 富士フイルムホールディングス |
---|---|
企業理念 | 先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する |
業界 | 化学(カメラ、ヘルスケア) |
企業活動 | デジカメ、フィルム、医療機器、半導体、電子材料、記録メディア、複合機 |
稼ぎ頭 | ヘルスケア(医薬製品や化粧品など) |
海外比率 | 60.7% |
業績 | 3年平均で+7.3% 5年平均で+3.3% |
強み | ヘルスケアなどの新規事業展開 |
弱み | 縮小傾向にある事業の再生 |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:4901)
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