食料品業界の屈指の大手企業! 味の素を紹介します。
何をやっている企業?
世界トップのアミノ酸技術を保有しており、調味料、冷凍食品、ヘルスケア(医薬・化粧)を製造・販売しています。調味料分野では国内トップです。
稼ぎ頭は?
「味の素」などの調味料・食品のヒット商品に支えられています。
業績は?
売上は長期的に安定しています。利益はここ数年で成長しています。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
世界トップのアミノ酸技術を活かし、調味料、冷凍食品、ヘルスケア(医薬・化粧)を製造・販売しています。これ以外にも、飲料、営業サプリ、飼料など、多角的に事業を展開しています。このアミノ酸技術は味の素の揺るぎない強みであり、 ①味つけ調整、②五大栄養素(タンパク質)、③健康維持・回復 の3つに応用が可能です。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
「味の素」などのヒット商品を抱える調味料・食品事業が主力です。
売上高で比較すると、調味料・食品が全社の6割を占めています。
利益で比較すると、調味料・食品が全社の6割を占めています。冷凍食品は利益率が低く、収益性の改善に期待したいところです。
海外売上高は全体の7割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で7.3%、5年平均で3.4%となりました。
調味料はコロナ禍で業務用が苦戦したものの、巣ごもり需要の増加で相殺されました。2023年に入ってからは原材料高に苦戦しましたが、値上げ効果が着実に寄与しています。
営業利益は3年平均で45.1%、5年平均で-2146826273となりました。
直近では、ヘルスケア事業の構造改革などが影響して増益を維持しています。
強みと弱みは?
・味の素が保有するアミノ酸の技術力は世界No.1です。
・今後もアミノ酸技術はさまざまな分野への応用が期待できます。
・グローバル企業であり、海外の収益基盤が磐石です。
・ヒット商品に長年の実績があるため、ビジネスに安定感があります。
・安定感のあるビジネスを維持していることもあり、穏やかな社内風土が築かれています。
・保守的な傾向があり、意思決定のスピード感に欠けているところがあります。
・マーケティングに柔軟性や力強さが欠けているところがあります。
・一部の売れ筋商品に依存している傾向があります。
・国内外の競合他社が数多く存在しており、今後も競走は激化していくと考えられます。
・調味料・食品に代わる新規事業はまだ育ちきっていません。
こんな人が味の素に向いています
・食品業界に対する興味や関心がある人。
・常に変化する食品業界の中で、新しいトレンドや技術に対して柔軟に対応できる人。
・さまざまな課題や問題に直面した時に、問題解決能力を持ち、効果的な解決策を見つけることができる人。
味の素の企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | 味の素 |
---|---|
企業理念 | アミノサイエンスで人・社会・地球のWell-beingに貢献する |
業界 | 食料品(調味料) |
企業活動 | 調味料・食品、ヘルスケア、冷凍食品 |
稼ぎ頭 | 調味料・食品 |
海外比率 | 66.3% |
業績 | 3年平均で+7.3% 5年平均で+3.4% |
強み | 世界No.1のアミノ酸技術 |
弱み | 一部の売れ筋商品への依存 |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどで得られた情報を加えて、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:2802)
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