醤油の世界No.1企業! キッコーマンを紹介します。
何をやっている企業?
醤油の世界No.1シェアを持っています。醤油を原点にした調味料や酒類・飲料などを製造・販売しています。
稼ぎ頭は?
海外向けの醤油の売上がメインですが、それ以外の商品もバランスよく収益を上げています。
業績は?
売上は長期的に安定しています。利益はここ数年で成長しています。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
何をやっている企業?
醤油の世界No.1シェアを持っています。醤油を原点にした調味料・酒類飲料などを製造・販売しています。
醤油以外では、大豆麺、和風そうざいの素「うちのごはん」、豆乳などに力を入れています。デルモンテの商標権を保有しており、トマトジュースやケチャップを販売しています。これ以外にも、微生物培養技術や抽出技術を生かしたバイオ分野にも進出しています。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2023年3月時点のセグメント情報です。
稼ぎ頭は?
収益面では、主に海外向け醤油の海外食料品製造・販売がメインですが、それ以外の商品もバランスよく収益を上げています。
2023年3月期の売上高で比較すると、海外食料品卸売が全社の5割を占めています。
利益で比較すると、海外食料品製造・販売が全社の4割を占めています。
海外売上高は全体の7割であり、グローバルで活躍する企業です。
業績は?
売上高の成長率は、3年平均で12.1%、5年平均で7.5%となりました。
2022年頃は、円安の追い風を受けながら、海外の北米を中心に醤油・食料品の販売が順調に拡大しました。
営業利益は3年平均で16.6%、5年平均で8.7%となりました。
2022年に入ってからは、国内の原材料高に苦戦しましたが、販売価格改定が奏功し、増益ペースを維持しました。
強みと弱みは?
・世界的な醤油のシェアとブランドを獲得しています。
・シェアの高い製品が多いため、安定した収益を生み出しています。
・早くから海外向けに積極的に進出しており、今後の成長が期待できます。
・堅実な経営を続けており、経営の手腕が高いと言えます。
・国内外の競合他社が数多く存在しており、今後も競走は激化していくと考えられます。
・日本の醤油消費量が低下しており、国内市場が伸び悩んでいます。
・新商品のマーケティング力が弱い一面があります。
・食品以外の新規事業はまだ育成中です。
こんな人がキッコーマンに向いています
・食料品のリーディングカンパニーとして、食品業界に対する興味や関心を持っている人。
・多様な製品を取り扱う企業のメンバーの一人として、主体性と調整力があり、高い基礎力を持つ人。
・国内企業の中でもいち早く海外進出した実績があり、海外市場への興味と異文化交流への理解が備わっている人。
キッコーマンの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | キッコーマン |
---|---|
企業理念 | 消費者本位、食文化の国際交流、地球社会にとっての存在意義 |
業界 | 食料品(調味料) |
企業活動 | 国内・海外の食料品製造販売卸売、バイオ |
稼ぎ頭 | 海外食料品製造・販売 |
海外比率 | 69.4% |
業績 | 3年平均で+12.1% 5年平均で+7.5% |
強み | 醤油の世界シェアとブランド |
弱み | 国内市場に伸び悩み |
今すぐ使える エクセル(Google スプレッドシート)はこちら!
いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどで得られた情報を加えて、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:2801)
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