国内4位のビール飲料会社! アサヒグループホールディングスを紹介します。
何をやっている企業?
主力の酒類に加えて、M&Aで培った飲料・食品の収益力に強みがあります。
稼ぎ頭は?
日本向けの酒類・飲料・食品が主力です。
業績は?
コロナ禍でも黒字化を維持し、コロナ前の水準以上にまで成長しています。
それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。
アサヒグループホールディングスって何をやっている企業?
酒類(ビール・発泡酒、低アルコール飲料、チューハイ、ウイスキー、ワイン、焼酎)や飲料(お茶、コーヒー、清涼飲料)などの製造・販売を行っています。主要な商品には「スーパードライ」「ドラフト」「クリアアサヒ」「ニッカウヰスキー」、ソフト飲料には「WONDA」「十六茶」「三ツ矢」「カルピス」があります。高付加価値ブランドによる収益性の高いプレミアム戦略に強みがあります。近年ではさまざまな企業を買収し事業を拡大しています。傘下の企業には、アサヒビールやアサヒ飲料、アサヒグループ食品、カルピス、エノテカ、なだ万、ニッカウヰスキーなどがあります。
事業(セグメント)は以下に分かれています。※2022年12月時点のセグメント情報です。
アサヒグループホールディングスの稼ぎ頭は?
売上・利益ともに日本で展開する酒類・飲料が主力です。ビール飲料の競合他社と比べて、M&Aで培った飲料・食品系の収益力に強みを持ちます。
2022年12月期の売上高で比較すると、日本地域が全社の5割を占めています。
利益で比較すると、日本地域が全社の4割を占めています。
オセアニア地域については、ビール・炭酸飲料・スポーツ飲料を中心とした主力製品の売上が拡大しており、高い利益率を維持しています。
海外売上高は全体の5割であり、グローバルで活躍する企業です。
アサヒグループホールディングスの業績は?
売上高は3年平均で+6.3%、5年平均で+3.8%となりました。
相次ぐ大型買収で、欧州を中心に収益力を一段と強化しました。
営業利益は3年平均で+2.5%、5年平均で+3.5%となりました。
プレミアムビールの需要が好調だったことや、価格適正化の効果が寄与しました。
アサヒグループホールディングスの強みと弱みは?
・醸造技術や包装技術などのビール製造の技術力と品質の高さに定評があります。
・グローバルな主要ブランドの拡大を軸とした、収益性の高いプレミアム戦略を展開しています。
・ノンアルコールビールやクラフトビールなどの高付加価値商品を中心に、多様化する消費者ニーズに応える商品開発力があります。
・乳酸菌をはじめとした有用な微生物に注目した研究を続けています。
・ビール類以外の酒類が弱く、他社に存在感を奪われている面があります。
・ビールは日本国内市場が縮小しており、競合他社との競争が激化しています。
・相次ぐ欧州・豪州事業の買収で膨らんだ資産の整理と利益率の確保が課題です。
こんな人がアサヒグループホールディングスに向いています
・ 世界品質で信頼される企業方針に共感することができる人。
・アサヒグループが展開する様々な製品・サービスを理解し、それぞれ異なる業界の特徴を把握し対応できる人。
・多様化する消費者ニーズに応えるための商品開発力とアイデア提案力を発揮できる人。
アサヒグループホールディングスの企業研究 エクセルまとめ
企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。
ポイント | アサヒグループホールディングス |
---|---|
企業理念 | 期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造 |
業界 | 食料品(アルコール) |
企業活動 | 酒類、飲料、食品の製造・販売 |
稼ぎ頭 | 日本地域(酒類) |
海外比率 | 49.00% |
業績 | 3年平均で+6.3% 5年平均で+3.8% |
強み | 収益性の高いプレミアム戦略 |
弱み | ビール以外の酒類が弱い |
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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!
(銘柄コード:2502)
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