サッポロホールディングスの企業研究 ポイントこれだけ!

企業研究

国内4位のビール飲料会社! サッポロホールディングスを紹介します。

何をやっている企業?
主力の酒類に加えて、飲料や不動産事業にも力を入れています。

稼ぎ頭は?
酒類が主力ですが、不動産事業の収益力にも強みがあります。

業績は?
コロナ禍で大きなダメージを受けましたが、コロナ前の水準まで回復しようとしています。

それでは、それぞれの情報を詳しく見ていきましょう。

サッポロホールディングスって何をやっている企業?

ビール、発泡酒、チューハイ、清涼飲料やコーヒーなど、酒類と食品飲料の製造を行っています。主要商品には「サッポロ生ビール黒ラベル」や「エビスビール」、「北海道生搾り」、「ポッカレモン」、「ポッカコーヒー」などがあります。また、外食や不動産事業にも力を入れており、「銀座ライオン」や「エビスバー」の外食、不動産の「恵比寿ガーデンプレイス」や「サッポロファクトリー」などの運営を行っています。海外進出にも力を入れており、米国の販売会社やカナダのビールメーカーのスリーマン社などを子会社を通じて展開しています。また、2022年には、米STONE BREWING社を約220億円で買収しています。

事業(セグメント)は以下に分かれています。※2022年12月時点のセグメント情報です。

酒類事業

国内外でビール・発泡酒、ワイン、その他の酒類を製造・販売しています。連結子会社の㈱恵比寿ワインマートは、ワイン・洋酒の店舗販売や通信販売を行っており、㈱サッポロライオンはビヤホールやレストランを経営しています。海外でもサッポロブランドのビールを製造・販売しています。

主な製品・サービス:ビール「サッポロ生ビール黒ラベル」「ラガービール」「エビスビール」、発泡酒「北海道生搾り」「極ZERO」、新ジャンル「麦とホップ」「ゴールドスター」、チューハイ「99.99」「男梅サワー」・カクテル、焼酎、ワイン、洋酒、国産スピリッツ&リキュール、輸入スピリッツ&リキュール、レストランチェーン「銀座ライオン」「エビスバー」、ビヤホール

食品飲料事業

ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱は飲料水・食品の製造・販売を、サッポログループ食品㈱は食品の製造・販売を行う会社であり、神州一味噌㈱等の管理・統括も担当しています。海外においては、シンガポールやマレーシアでのPOKKAの連結子会社が飲料水の製造・販売を行っています。

主な製品:「ポッカコーヒー」「ポッカレモン」「キレートレモン」、炭酸飲料、スポーツドリンク「スポーツウォーター」、無糖茶・紅茶、果汁系飲料、水・炭酸水、スープ、豆乳・豆乳ヨーグルト「ソイビオ」、ヘルスフード、食料品、業務用食品

不動産事業

オフィス、住宅、商業、飲食、文化施設等の複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都)および商業、アミューズメント等の複合施設「サッポロファクトリー」(札幌市)の管理・運営を行っています。

主なサービス:「恵比寿ガーデンプレイス」「サッポロファクトリー」「銀座プレイス」

その他

保険の代理店業務や、関係会社への間接業務サービスの提供を行っています。

サッポロホールディングスの稼ぎ頭は?

売上・利益ともに酒類が主力ですが、ビール飲料の競合他社と比べて不動産事業の収益力に強みを持ちます。

2022年12月期の売上高で比較すると、酒類が全社の7割を占めています。

利益で比較すると、酒類が全社の5割を占めています。
不動産事業の利益率の高さに注目です。

海外売上高は全体の2割です。まだまだ海外進出を進められる余地がありそうです。

サッポロホールディングスの業績は?

売上高は3年平均で-0.9%、5年平均で-2.3%となりました。
コロナ禍の外出自粛による酒類・飲食の需要低迷が響きました。

営業利益は3年平均で-6.1%、5年平均で-4.6%となりました。
2021年は投資不動産の売却等で一時的に利益が増加しました

サッポロホールディングスの強みと弱みは?

・「サッポロ黒ラベル」「エビス」など、高いブランド力があります。
・ビールだけでなく、発泡酒・ワイン・リキュールなど幅広いアルコール飲料を手がけています。
不動産などの多角的な収益構造を持ちます。
・プレミアムビールやクラフトビールなどの高付加価値商品への需要増加が期待されます。

国内のビール市場の縮小による競争激化が心配されます。
・競合と比べて商品開発力に劣ると指摘される場合があります。
・海外市場において、競合と比較して認知度が劣っているため、海外市場での競争力の低下が懸念されます。

こんな人がサッポロホールディングスに向いています

・ビールや食品などの製品に関心があり、技術や品質へのこだわりがある人。
飲食に関してグローバルな視点を持ち、海外市場で活躍できる人。
・顧客の目線に立って、新商品やサービス開発のアイデアを出すことができる人。

サッポロホールディングスの企業研究 エクセルまとめ

企業比較シートを表形式でまとめてみました。
エクセル(Google スプレッドシート)の形式で公開していますので、ぜひ活用してください。

ポイントサッポロホールディングス
企業理念潤いを創造し 豊かさに貢献する
業界食料品(アルコール)
企業活動酒類・清涼飲料・食品飲料・外食レストラン・不動産
稼ぎ頭酒類
海外比率21.4%
業績3年平均で-0.9%
5年平均で-2.3%
強み不動産などの多角的な収益構造
弱み海外における認知度の低さ

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いかがでしたでしょうか? 就職・転職活動をする場合は、企業訪問やOBインタビューなどを活用しながら、有意義な企業研究をしましょう!

(銘柄コード:2501)

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